2022-01-01から1年間の記事一覧
〈居場所〉についてかんがえようということで、『居るのはつらいよ ケアとセラピーについての覚書』という本を読んだ。 「ケアとセラピー」をキーワードにいろいろなことについてかいてる本で、勉強になりつつ、先によんだことを(バイヤール的に)わすれな…
「居場所」についてかんがえている。「ここは居心地がわるい」とかんじることについて。たとえば多数派にかこまれている少数派のような。 「ここはわたしの居場所だ」と、喧伝するような文体がある。ちからづよい。それぞれの時代、それぞれの集団(結社)、…
戦争状態は道徳を宙吊りにする。戦争状態は、いつの世も変わらず永遠だとされた制度や義務から永遠性を剝ぎとり、それによって無条件的な命法をすべて一時的に無効にする。戦争状態は、人間の行為にあらかじめ影を落とす。戦争は単に道徳が生きる糧(かて)…
時間がながれてゆく。 目にうつる塔ひとつづつうつくしくきらいになってゆく村の道
さいきんは彫刻にきょうみがあり、彫刻の本をよんだりしている。 ほんとうは本ではなくてじっさいの彫刻をみにゆきたいのだけれども、冬の彫刻はゆきにうもれ、わたしたちにはなにもみえない。 もうすこししたら春になるが、春の彫刻もまだつめたく、ひとの…
まちをあるく こころかるく だれかにあえる このみちで かわいい きみに こえを かけて こんにちは ぼくと しにましょう わたしたちしんでいるのにいきているみたい/なにかを嘔きだす浅蜊
目に見えないもの、触れることができないものに、〈彫刻〉という目に見える形、触れることのできる形を与えることが、僕の仕事です。 精神が形を求める。形が精神に生み出される。精神と物体を融合させる。そして、心を形にする。抽象的な形は、見る者が自分…
透明な岩をうごかす刑罰のわたしたちがはじめる新世代